一歩一歩進んでいく
●AmazonはGoogleに似て、そしてGoogleはAmazonに似て

 ご存じのように、Googleが「Google Print」という新しいテクノロジーのベータ版をリリースした。これは出版社にとってはかなりありがたいサービスだろう。検索キーワードとマッチする言葉をある本が含んでいたら、Googleの検索結果表示ページにその本へのリンクが表示される。そしてその本のタイトルをクリックすると、該当のキーワードが含まれているページが表示され、同時にその本がどこで購入できるかという情報も現れる。その情報の多くはAmazon.comにリンクされることになるだろうが、もちろん、他のオンライン書店へのリンクも表示される。

 Google Printは今のところ、英語版だけが提供されている。Googleはこのサービスで本を売って儲けようと考えているわけではなく、同社の広告ビジネスのAdSenseに新たなコンテンツを提供しようという狙いのようだ。コンテンツが増えれば増えるほど、AdSenseが活躍できる場も広がるというわけ。どうもGoogleとAmazonは戦うよりは、裏でこっそり共謀する方向に進んでいるんじゃないかな



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