一歩一歩進んでいく
●銘柄コードは「GOOG」

 ご存じのように、Googleの株式取引がNASDAQで開始された。ティッカーシンボル(銘柄コード)は「GOOG」だ。売り出し価格が85ドルだったのに対し、19日の公開以降ずっと100ドルから110ドルぐらいをつけている。

 SEO的視点から言えば、僕が言えるのはひとつだけ――株主からの影響や四半期ごとに利益を出さなければならないといった公開企業ならではのプレッシャーが、検索結果表示ページ(SERP)に悪影響を与えないでほしい。ガラクタや騒音に邪魔されず、きわめて適切な検索結果を提供するというポリシーがあったからこそ、Googleは今の地位を築いた。僕にできるのは、Googleはそのことを決して忘れないでほしいと願うことだけだ。

 一方で、新規株式公開(IPO)はGoogleのブランドイメージを著しく向上させた。特に日本で、知名度はかなり上がったと思う。6月にYahoo!がGoogleをデフォルト検索エンジンから外し、自社のYahoo! Search Technology(YST)に切り替えるという波乱があったばかりだが、このブランドイメージ向上がYST騒動による損失を埋め合わせてくれるかもしれない。



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