一歩一歩進んでいく
●検索エンジン特許に見るMicrosoftの戦略

 「SearchEngineJournal」が集めた検索エンジン関連技術の特許リスト、っていうのが無性に面白い。それぞれの特許の名前を見ると、検索企業がいったいどんな方向に進もうとしているのかがおぼろげながら浮かび上がってくるからだ。

 「ユーザーの検索要求とそれに対する適切なフィードバックラーニングのための自然言語構文解析(Search engine with natural language-based robust parsing for user query and relevance feedback learning)」という特許は、Microsoftの出願。「ハイパーリンクを含むページを表示するための文脈情報認識メソッド(Method for promoting contextual information to display pages containing hyperlinks)」とか、「フレキシブルキーワード検索(Flexible keyword searching)」なんていうのもある。彼らはAsk Jeevesがやっているような自然文検索を作ろうとしているのかもしれない。

 それから同じMicrosoftの「コンテンツ修復システムとその手法(System and method for content retrieval)」というのは、携帯電話向けだろうか? その説明は、こんな風に書いてある。

 「コンテンツ修復システムはコミュニケーション信号の解析システムを内蔵しており、コミュニケーション信号を受信すると、そのコミュニケーション信号に関連付けられた検索キーワードをデコードすることができる。検索システムはこのキーワードを使ってコンテンツベースの検索を行ない、表示システムは検索システムと連動し、コミュニケーション信号に一対一で対応した検索結果を表示する。」

 Microsoft以外の特許出願も、さまざまに興味深い。NECがメタ検索アーキテクチャの特許を出願しているなんて、皆さん知ってた?



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