SEOスパムを大規模に展開する企業が現われた。あちこちのWebサイトから、いくつか引用してみよう。
GoogleGuyが書いている。「マウスオーバーをリダイレクトさせるJavaScriptを使ったり、他のサイトに誘導するドアウェイ(入口)ページを作ったりするような行為を進めるSEOがある。しかしこれらはスパム行為と判断されて、Googleから警告されることになるので注意してほしい」。
同じくGoogleGuyの発言。「SEOや検索エンジン関連のフォーラムでTraffic Powerという企業が問題になっている。名前を出さずに言及されていることが多いが、企業の名前をきちんと開示することが必要だ。他の人たちにもきちんと注意してもらわなければならないから」。
Girald Gibbs & De Bartolomeo LLP(GG&D)のWebサイト。「弊社はサンフランシスコに本拠地を置き、全米でビジネスを展開している法律事務所です。現在、Traffic Powerに対し、その不適切なビジネスに関する集団訴訟を検討しております。同社のビジネス手法に対して苦情があり、われわれの訴訟にご協力いただけるという方は、以下のフォームに必要な項目を入力してメールを送信してください」。
「あなたのWebサイトのSEOを請け負っている企業が『このページをアップロードして使って欲しい』と言ってきたとき、それがスパムだった場合の責任を負わなければならないのはあなたであるということを忘れてはならない。SEOが用意したページをきちんとチェックして、卑劣なリダイレクトを行なっていたり、ドアウェイなどのスパムページにリンクを張るものだったりしないかどうかを調べた方がいい」。これもGoogleGuyの発言だ。
Traffic Powerは、ネバダ州ラスベガスに本社を持つ企業である。