■インターネットセキュリティへの脅威
最近、Washington Timesにこんな恐ろしい記事が載っていた。
「インターネットは自由でオープンな社会で、何のコントロールも責任も存在しないと考えられているから、こうした行動は論争を巻き起こすかもしれない。しかしインターネットというフロンティアは、これからはきちんと統治され、管理されるようにならなければいけない。」
この発言をしたのは、7年に渡ってCIA長官を務めていたジョージ・テネット。彼は7月に職を辞しているけれど、しかしこのコメントは相当に強烈だ。彼が言うには、インターネットが作られてきた過程そのものも問題だったのだという。オープンなアーキテクチャによって作られたことでユーザーは自由にWebサーフィンできるようになったが、そうしたオープンさが逆にシステムとしての脆弱性を生んだというのだ。だから、Webへのアクセスは、セキュリティがきちんと保たれている人たちだけに制限されるべきだとか。
いったい世界はどこへ向かおうとしているのだろう?