一歩一歩進んでいく
Googleは米国時間8日、新しい地図サービス 「Google Maps」 を提供するためのベータサイトをひそかに立ち上げた。

 ユーザーは、Google Mapsを使って、地図や道案内の情報を入手したり、地元企業を検索したりすることができる。同社はTeleAtlasとの提携の下で、同サービスを提供しているものと思われる。なお、GoogleやTeleAtlasから同サービスに関するコメントを得ることはできなかった。

 このサービスには、一般的な地図サービスでは見られないような工夫が施されている。例えば、地図上でマウスをクリックしたり、ドラッグしたりすることで、ユーザーは1枚の地図をたどるようにあらゆる方向に自由自在に移動できる。一般的な地図サービスで表示範囲外の地図を見ようと思ったら、改めて画像をリロードする必要がある。また、特定のスポットに関する情報を吹き出しの中に表示させることも可能だ。同サービスは、「Internet Explorer」と「Mozilla」ブラウザに対応している。同サービスには、米国やプエルトリコ、カナダの一部の地図が登録されている。

 YahooやMicrosoft、Googleをはじめとする検索サービス企業の間では熾烈な競争が起きている。毎週、どこかの企業が新機能を提供開始したり、機能強化を図ったりしているといっても過言ではない。なかでも地域検索や地図検索は、広告主に人気が高いことから、検索サービス企業各社から注目を浴びている。

 地図検索サービスには、Amazon.comも参入している。Amazonの検索技術開発部門A9.comは先ごろ、商店のデジタル画像を企業情報と組み合わせて提供するサービスを提供開始している。

 Googleはこれまでも地図情報サービスの実験を行ってきた。また同社は先ごろ、衛星写真閲覧ソフトメーカーのKeyholeを買収している。Keyholeでは人工衛星や航空機から撮影した画像を見るためのソフトウェアを開発している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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