一歩一歩進んでいく

●PPC広告の合併劇で業界はどう変わる
Findwhatは、米国の中堅PPC(Pay Per Click)広告企業。最近、英国のEspottingを1億6,300万ドルで買収した。うち2,700万ドルは現金での支払いだ。Findwhatは現在「Excite」と「Webcrawler」、「CNET's Search.com」、「InfoSpace's MetaCrawler」などのサイトに広告型検索エンジンを提供している。

 一方、買収されたEspottingは、欧州では1、2位を争うPPC広告企業だ。「Yahoo! UK」と「Yahoo! Ireland」、「Ask Jeeves」、「UK Plus」、「easyInternetCafe」などにエンジンを提供している。同社はペイドリスティング(検索キーワード型広告表示)を補完するために、Inktomiの検索結果も利用している。

この買収合併劇によって、広告型検索エンジンのグローバルな市場順位は以下のようになった。

  1. Google AdWords
  2. Overture
  3. Findwhat(+Espotting)
  4. Looksmart
  5. Kanoodle
  6. Sprinks

 市場の大半を占有しているのは、1位のGoogle AdWordsと2位のOvertureだ。でもFindwhatとEspottingの合併は、ガリバー2社に立ち向かえるだけのパワーを持った企業になる可能性を秘めている。

 PPC業界を見ていてもうひとつ興味深いのは、日本の企業が1社も入っていないことだ。日本市場でも、PPC業界は欧米の企業だけが活動している。



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