一歩一歩進んでいく
●書籍の全ページ検索で売れ行きが上がる?

 Amazon.comが書籍の本文テキストを検索できるサービスを開始したのは、ご存じの通り。同社によると、この新サービス導入によってコンバージョンレートが高まっているそうだ。

 「Search Inside the Book」という名前で呼ばれているこの書籍全ページ検索サービスは、キーワードを入力すると、書籍のタイトルとページ本文が検索結果として表示されるものだ。検索対象は、約12万冊に及ぶ。そしてこのサービスの対象書籍の売れ行きは、対象外の書籍と比較すると9%ほど高くなっているという。

 確かに、たとえば書店に行って本や雑誌の中身をまったく見られないとしたら、誰が書店で本や雑誌を買うだろう? オンラインショッピングといえども、ネット書店で本や雑誌の中身を見られるというのはこれからは当たり前になってくるかもしれない。もっともこのサービスに関しては著作権の問題も浮上しており、作家たちからは反対の声も上がっている。これに対してAmazon.comは、「検索結果で本文が表示されたページを印刷できないようにする」といった措置をとったという。



Internet watchより全て引用しています。著作権はInternet watch及びその記事の基となったところへ帰属します