一歩一歩進んでいく
●マイクロソフトはあなたの一挙手一投足をモニターすることになる

 MSN Searchは、最終的にはマイクロソフトのすべてのアプリケーションに機能として加えられるようになるらしい。つまり、例の「オフィスアシスタント」に似たようなものになるということなのだろう。検索結果については、キーワード広告も含まれることになりそうだ。  そしてこうした検索エンジンを装備した結果、マイクロソフトはパソコンの前のあなたの一挙手一投足をモニターすることになる。あなたがWindowsのデスクトップ上で何かするたびに、マイクロソフトと彼らの作ったアプリケーションは、あなたの好みや何かをどんどん学習していくことになる。検索エンジンは利用者にあわせて自動的にパーソナライズされ、あなたのパソコンで行なった検索と、他の人のそれがまったく違う検索結果になるということだってあり得る。  ともかく、ホッチキス氏の記事のポイントはこれ――Windowsのデスクトップとインターネット(Web)の境界は今後、どんどん小さくなっていく。  さて、最後はちょっとした自己PR。前にも書いたけど、申年の今年は検索エンジン業界にとってはすごく刺激的な1年になりそうだ。GoogleはIPO(新規株式公開)に踏み切りそうだし、新しいMSN Searchも間もなくお目見え。それにYahoo!はInktomiに回帰する。  そんな中で、検索エンジン業界をいったん振り返ってみるのにちょうどいいドキュメントが英語と日本語で公開されている。「検索エンジンの歴史」というのがそれ。実はぼくが働いているEC Japanの製作で、ぼくのボスである大内範行が主に書いたものだ。だからこれは宣伝なのだけれど、でもまあとてもいい情報だと思うから、1度読んでみてほしい。もし何かご指摘、ご批判があったら、ぜひ僕にメールを送っていただければと思う。




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