一歩一歩進んでいく
●Googleの嫌うソフトを購入した企業とは

 「WebTrends」というWebサイトの分析ツールがある。このソフトを開発・販売しているNetIQ社が最近、「WebPosition」というSEOツールのライセンスをFirstPlace Software社から取得した。WebPositionは昔からあるアプリケーションで知名度も高いが、しかしこの買収話は僕にはかなり不可解なものに映った。その理由は2つ。

1. Googleのサイトにある「Webマスターのためのガイドライン」を読むと、こんなことが書いてある。

「ページの登録やランクの確認などに、不正なコンピュータプログラムを使用しないようにします。このようなプログラムの使用はコンピュータのリソースを消費し、Googleの利用規約に違反します。Googleは、自動化またはプログラム化されたクエリをGoogleに送信するWebPosition Goldのような製品の使用は推奨していません。」

2. WebTrendsもWebPositionも、どちらもコンバージョンレートを分析する機能を搭載していない。

コンバージョンレートというのは、Webサイトを訪れたユーザーが実際に資料を請求したり、商品を購入してくれた率のこと。検索マーケティング業界では、このコンバージョンレートを顧客に提示するのが常識になりつつある。

URL
 WebTrends
 http://www.xlsoft.com/jp/products/webtrends/
 NetIQ社
 http://www.netiq.co.jp/
 WebPosition
 http://www.webposition.com/
 Google「Webマスターのためのガイドライン」
 http://www.google.com/intl/ja/webmasters/guidelines.html



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