「WebTrends」というWebサイトの分析ツールがある。このソフトを開発・販売しているNetIQ社が最近、「WebPosition」というSEOツールのライセンスをFirstPlace Software社から取得した。WebPositionは昔からあるアプリケーションで知名度も高いが、しかしこの買収話は僕にはかなり不可解なものに映った。その理由は2つ。
1. Googleのサイトにある「Webマスターのためのガイドライン」を読むと、こんなことが書いてある。
「ページの登録やランクの確認などに、不正なコンピュータプログラムを使用しないようにします。このようなプログラムの使用はコンピュータのリソースを消費し、Googleの利用規約に違反します。Googleは、自動化またはプログラム化されたクエリをGoogleに送信するWebPosition Goldのような製品の使用は推奨していません。」
2. WebTrendsもWebPositionも、どちらもコンバージョンレートを分析する機能を搭載していない。
コンバージョンレートというのは、Webサイトを訪れたユーザーが実際に資料を請求したり、商品を購入してくれた率のこと。検索マーケティング業界では、このコンバージョンレートを顧客に提示するのが常識になりつつある。
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