Microsoftが開発している新しい検索エンジンは、今年7月に米国でデビューを飾ることになるようだ。同社は最近、このスケジュールを発表した。そしてMSN.comは今後、キーワード広告を主な収益源として活用していくのは間違いないが、同社はキーワード広告の自社販売も計画しているようだ。
MSNのキーワード広告はGoogleのAdWords広告と同じように、通常の検索結果の上部と右側に表示されることになるらしい。ロイターの記事によると「MSNは検索結果表示ページのトップに、3つのキーワード広告を掲示することになる。そして少なくとも、そのうちの2つは、Overtureではなく、MSNが独自に販売することになる」という。
今のところ、世界中のWebマスターたちは、検索エンジンから誘導されるトラフィックを2つの“柱”に頼っている。つまりYahoo!とGoogleだ。これにMSNが加わることで、“柱”は3本立てになり、SEO(検索エンジン最適化)にとってはトラフィックを安定させられる好材料が増えることになりそうだ。
MSNの新しい検索エンジンを、GoogleやYahoo!と比較できるようになるのが楽しみだ。検索結果がどう異なるか、興味津々だね。たぶん誰かが、この3つの検索エンジンの検索結果を比較するサイトを作るに違いない。GoogleとYahoo!の新しいエンジンを比較するサイトはすでに出現しているし、「3つのエンジン比較サイト」もまもなく登場するだろう。